本章では,各ノードの詳細な情報を示す. はじめに,ノードリファレンスの読み方について述べる.
ノードの概要: そのノードが何の機能を提供しているのかについて述べる. 大まかに機能を知りたいときに読むとよい.
必要なファイル: そのノードを使用するのに要求されるファイルについて述べる. このファイルは5節 の記述とリンクしているので, ファイルの詳しい内容は 5節で述べる.
使用方法: どんなときにそのノードを使えばよいのかと, 具体的な接続例について述べる. とにかく当該ノードを使って見たいときは,その例をそのまま試してみるとよい.
ノードの入出力とプロパティ: ノードの入力ターミナルと出力ターミナルの型と意味について述べる. また,設定すべきパラメータを表に示している. 詳しい説明が必要なパラメータについては表の後にパラメータごとに解説を加えている.
ノードの詳細: そのノードの理論的背景や実装の方法を含む詳細な解説を述べる. 詳しく当該ノードを知りたいときはこの部分を読むとよい.
本ドキュメントで用いる記号を表6.1の通り定義する. また,暗黙的に,次のような表記を用いる.
小文字は時間領域,大文字は周波数領域を意味する.
ベクトルと行列は太字で表記する.
行列の転置は T ,エルミート転置は H で表す.(XT,XH)
推定値にはハットをつける.(例: x の推定値は ˆx)
入力は x ,出力は y を用いる.
分離行列は {\boldsymbol W} を,伝達関数行列は {\boldsymbol H} を用いる.
チャネル番号は下付き文字で表す. (例: 3 チャネル目の信号源は s_3)
時間,周波数は()内に書く. (例: X(t, f))
変数名 |
説明 |
m |
マイクロホンのインデックス |
M |
マイクロホンの数 |
m_1, \cdots , m_ M |
各マイクロホンを示す記号 |
n |
音源のインデックス |
N |
音源の数 |
s_1, \cdots , s_ N |
各音源を示す記号 |
i |
周波数ビンのインデックス |
K |
周波数ビンの数 |
k_0 \cdots k_{K-1} |
周波数ビンを示す記号 |
NFFT |
FFTポイント数 |
SHIFT |
シフト長 |
WINLEN |
窓長 |
\pi |
円周率 |
j |
虚数単位 |