Matrix<float> 型や,Matrix<complex<float> > 型のデータを Map<int, ObjectRef> 型に変換する.
無し.
どんなときに使うのか
入力が Map<int, ObjectRef> 型しか受け付けないノード,例えば PreEmphasis ,MelFilterBank や SaveRawPCM など, に接続する際に使用する.
典型的な接続例
MatrixToMap ノードの接続例を図6.81,6.82 に示す.
図6.81 は,AudioStreamFromMic ノードで マイクロホンから音声波形データを取り込み,ChannelSelector ノードにて必要なチャネルを選別し, MatrixToMap ノードによって Matrix<float> 型データを Map<int, ObjectRef> 型に変換する. その出力を SaveRawPCM ノードに接続し,波形をファイルとして保存する.
図6.82 は,波形のスペクトルを Map<int, ObjectRef> 型で得たいときの MatrixToMap ノードの使い方である. 図のように,MultiFFT ノードを通すのは,MatrixToMap の前でも後でも良い.
入力
: Matrix<float> または Matrix<complex<float> > 型.
出力
: Map<int, ObjectRef> 型.入力データに ID が付与された構造体.
パラメータ
無し.
ID の付き方: ID の値は常に 0 となる.