マルチチャネルの音声波形や複素スペクトルのデータから,指定したチャネルのデータだけを 指定した順番に取り出す.
無し.
どんなときに使うのか
入力されたマルチチャネルの音声波形や複素スペクトルのデータの中から, 必要のないチャネルを削除したいとき, あるいは,チャネルの並びを入れ替えたいとき. あるいは,チャネルを複製したいとき.
典型的な接続例
図6.77に典型的な接続例を示す. このネットワークファイルによって,マルチチャネルの音声ファイル のいくつかのチャネルだけを抽出できる.主な入力元は AudioStreamFromMic , AudioStreamFromWave ,MultiFFT ,主な出力先は SaveRawPCM ,MultiFFT などである.
入力
: Matrix<float> もしくは Matrix<complex<float> > 型. マルチチャネルの音声波形または複素スペクトルのデータ.
出力
: Matrix<float> もしくは Matrix<complex<float> > 型. マルチチャネルの音声波形または複素スペクトルのデータ.
パラメータ
パラメータ名 |
型 |
デフォルト値 |
単位 |
説明 |
SELECTOR |
出力するチャネルの番号を指定 |
: 型 ,デフォルト値は無し. 使用するチャネルの,チャネル番号を指定する. チャネル番号は0からはじまる.
例: 5チャネル(0-4)のうち 2,3,4チャネルだけを使うときは(1)のように, さらに3チャネルと4チャネルを入れ替えたい時は(2)のように指定する.
入力の$N\times M$型行列( Matrix )から指定したチャネルの音声波形(もしくは複素スペクトル) データだけを抽出し,新たな$N’\times M$型行列のデータを出力する. ただし,$N$は入力チャネル数,$N’$は出力チャネル数.