6.2.12 DisplayLocalization

6.2.12.1 ノードの概要

音源定位結果を GTK ライブラリを使って表示するノードである.

6.2.12.2 必要なファイル

無し.

6.2.12.3 使用方法

どんなときに使うのか

音源定位結果を視覚的に確認したいときに用いる.

典型的な接続例

ConstantLocalization や LocalizeMUSIC などの,定位ノードの後に接続する. 図 6.22 では, ConstantLocalization からの固定の定位結果を 表示し続ける.

\includegraphics[]{fig/modules/DisplayLocalization-2} \includegraphics[]{fig/modules/DisplayLocalization}
Figure 6.22: DisplayLocalization の接続例. (ConstantLocalization と同様)

6.2.12.4 ノードの入出力とプロパティ

入力

SOURCES

: Vector< ObjectRef > 型.音源位置を表すデータ(Source 型)を入力する.

出力

OUTPUT

: Vector< ObjectRef > 型.入力された値(Source 型)をそのまま出力する.

パラメータ

Table 6.25: DisplayLocalization のパラメータ表

パラメータ名

デフォルト値

単位

説明

WINDOW_NAME

string 

Source Location

 

音源定位結果を表示するウィンドウ名

WINDOW_LENGTH

int 

1000

Frame

音源定位結果を表示するフレーム幅

VERTICAL_RANGE

Vector< int > 

下記参照

 

縦軸に表示する値域の範囲

PLOT_TYPE

string 

AZIMUTH

 

表示するデータの種類

WINDOW_NAME

: string 型. ウィンドウ名.

WINDOW_LENGTH

: int 型. デフォルトは 1000 なので, 表示されるウィンドウの幅は1000フレーム. このパラメータを調整することで, 表示する音源定位の時間幅を変えられる.

VERTICAL_RANGE

: Vector< int > 型. 縦軸に表示されるデータの値域の範囲.第一成分に最小値,第二成分に最大値を指定する. デフォルトは <Vector<int> -180 180> なので, 方位角推定結果を-180度から180度の範囲で表示する.

PLOT_TYPE

: string 型. 表示されるデータの種類.AZIMUTHに指定すると方位角推定結果を, ELEVATIONに指定すると仰角推定結果を表示する.

6.2.12.5 ノードの詳細

表示される色は、赤、青、緑の3色.IDの値が1増えるごとに順番に色が変わって いく.例えば、 IDが0なら赤、1なら青, 2なら緑、3なら赤.