伝達関数ファイルのディレクトリ構造は下記のようになっている。なお、 / で終わる名前はディレクトリを表す。
transferFunction/ --- whatisthis.txt |- microphone.xml |- source.xml |- localization/ --- tf00000.mat | |- tf00001.mat ... | |- separation/ --- tf00000.mat |- tf00001.mat ...
ルートディレクトリは transferFunction である。 まず、ファイルの種類を表す whatisthis.txt があり、内容は transfer function である。 また、伝達関数に対応するマイク位置を表す microphone.xml と、 伝達関数の計測位置を表す source.xml がある。 定位用伝達関数は localization/ ディレクトリ以下に、分離用伝達関数は separation/ ディレクトリ以下に保存される。 各ディレクトリ内のファイルは全てフォーマット文字列で使用する tf%05d.mat の形式になる。 つまり、伝達関数ファイルの名前は、 source.xml 内の id に対応する数字を 5 桁で表した文字列 (0 詰め) となる。
なお、localization/ と separation/ は、いずれか、あるいは両方が空でも構わない。 例えば、 localization/ 以下が空の場合、旧ファイルフォーマットで使用した分離用伝達関数に相当する。 また、 localization/ と separation/ の両方に Matrix 形式のバイナリファイルがある場合、 従来の分離用伝達関数ファイルと定位用伝達関数ファイルを1ファイルに統合したものに相当する。