定位用伝達関数ファイルは, LocalizeMUSICモジュールで使用する設定ファイルである.
ImpulseResponse-ListFileまたは,TSP-ListFileとMICARY-LocationFile から定位用伝達関数ファイルを生成する.
作業画面の「Localization」ボタンをクリックする.
左側の設定入力画面に設定値を入力する.
設定項目概要
作成方法
計測ベースまたは, 幾何計算を選択できる.
実際に計測した場合は計測ベースを選択する.
幾何計算を選択すると伝達関数をシミュレーション生成する.
MicArray File
マイクロホン位置情報ファイル.
7.1.7節で作成したファイルを指定する.
TSP/IR ListFile
7.1.6節のTSP応答リストファイルまたは,7.1.5節のインパルス応答リストファイルを指定する.
サンプリング周波数[Hz]
伝達関数のサンプリング周波数
FFT長[サンプル]
伝達関数を離散周波数表現するときのビン数
TSP長[サンプル]
録音したTSP 信号1 個分の長さ. あるいはインパルス応答長を設定する.
直接音長[サンプル]
伝達関数生成の際に使用するサンプル数
画面下部の「Create」ボタンを押下すると,定位用伝達関数ファイルが作成され, そのファイルの内容が右側に表示される.
出力画面の説明
出力画面に「plot」と表示されている箇所は,ダブルクリックでグラフ表示可能である.
「Mic Position」のグラフ表示
右側枠内の「Mic Position」横の「Plot」表示をダブルクリックする.
「Source Location」のグラフ表示
右側枠内の「Source Location」横の「Plot」表示をダブルクリックする.
「Transfer Function」のグラフ表示
右側枠内の「Transfer Function」の横の「Plot」をダブルクリックをすると, 図7.12のグラフ表示用設定画面が表示される.
下記の「設定項目概要」を参考に値を設定,右下の「Plot」ボタンをクリックすると, グラフが表示される
設定項目概要
■ Display Targetタブ
表示対象
グラフの種別で,下記から選択する.
伝達関数
伝達関数の逆フーリエ変換
X軸ラベル
X軸のラベルを下記から選択する.
周波数 (表示対象が「伝達関数」の場合)
時間 (表示対象が「伝達関数の逆フーリエ変換」の場合)
音源番号
マイク番号
MinとMaxにX軸に表示する間隔を設定することが可能である.
全表示する場合は,記入不要である.
Min : X軸に表示する最小値
Max : X軸に表示する最大値
Y軸ラベル
Y軸のラベルを下記から選択する.
周波数 (表示対象が「伝達関数」の場合)
時間 (表示対象が「伝達関数の逆フーリエ変換」の場合)
音源番号
マイク番号
MinとMaxにY軸に表示する間隔を設定することが可能である.
全表示する場合は,記入不要である.
Min : Y軸に表示する最小値
Max : Y軸に表示する最大値
Z軸ラベル
Z軸のラベルを下記から選択する.
Amplitude
dB
Phase
MinとMaxにZ軸に表示する間隔を設定することが可能である.
全表示する場合は,記入不要である.
Min : Z軸に表示する最小値
Max : Z軸に表示する最大値
■ Display Typeタブ
Mic (or SRC or Frec) index for display
表示するマイク (or ソース or 周波数)番号を選択する
プロットパラメータ
表示するグラフのスタイルを選択する
以下についてそれぞれ選択できる.
プロットスタイル (undefined, dots, points, lines, lines_points)
表面 (undefined, line, mesh)
カラーマップ (undefined, pm3d, pm3d map, pm3d at b)
作成したファイルの保存は画面下部の「Save」ボタンから行う.