SaveSourceLocation ノードで保存された音源定位結果を読み込むノード.
定位結果を保存したテキストファイル.形式は 参照. このファイルを生成するには,例えば SaveSourceLocation を使うとよい.
どんなときに使うのか
音源定位した結果を再度使いたいときや, 完全に同じ音源定位結果を用いて複数の音源分離手法を評価するときなどに用いる. ファイル形式が揃えばよいので, 音源定位は別のプログラムで行い, その結果を LoadSourceLocation で渡すことも可能.
典型的な接続例
図6.38 , 6.39 は, LoadSourceLocation のパラメータ FILENAME で指定した定位結果を読み込んで 表示するネットワークである. 一行ずつファイルを読み込み,ファイルの最後に到達すると終了する. このように,定位した結果を後で使う場合に用いる.
入力
無し.
出力
: Vector<ObjectRef> 型. 読み込まれた定位結果を,音源定位ノード(LocalizeMUSIC ,ConstantLocalization など) と同様の形式で出力する.ObjectRef 型が参照するのは, Source 型のデータである.
: bool 型. ファイルの終端まで読むと falseになる出力端子なので, Iterator サブネットワークの終了条件端子に設定するとファイルを 最後まで読ませられる.
パラメータ
パラメータ名 |
型 |
デフォルト値 |
単位 |
説明 |
FILENAME |
読み込むファイルのファイル名 |
: string 型. 読み込むファイルのファイル名を設定する.
ノードが出力する音源定位結果は次の5つのメンバ変数を持ったオブジェクトの Vector である.
パワー: 100.0で固定
ID: ファイルに保存されている,音源のID
音源位置の$x$座標: 単位球上の,音源方向に対応する直交座標.
音源位置の$y$座標: 単位球上の,音源方向に対応する直交座標.
音源位置の$z$座標: 単位球上の,音源方向に対応する直交座標.
エラーメッセージとその原因は以下のとおり
ノードパラメータ FILENAME にファイル名が指定されていない.
ファイルのオープンに失敗した.原因は読み込み権限が無い,そのファイルが存 在しないなど.