7.1.10 分離用伝達関数ファイルの作成

\includegraphics[width=120mm ]{fig/tools/harktool/ja/sep-1-ja}

Figure 7.15: 分離用伝達関数ファイルの作成
  1. 作業画面の「Separation」ボタンをクリックする.

  2. 左側の設定入力画面に設定値を入力する.

    設定項目概要 

    • 入力タイプ
      インパルス応答,TSP応答,幾何計算から選択できる.

      • 「インパルス応答」:録音したインパルス応答から伝達関数を求める場合は選択する.

      • 「TSP 応答」:録音したTSP 信号から伝達関数を求める場合は選択する.

      • 「幾何計算」:シミュレーションで伝達関数を求める場合は選択する.

    • MicArray File
      マイクロホン位置設定ファイル名.
      7.1.7節で作成したファイルを指定する.

    • TSP/IR ListFile
      7.1.6節のTSP応答リストファイルまたは,7.1.5節のインパルス応答リストファイル 
      を指定する.

    • サンプリング周波数[Hz]
      伝達関数のサンプリング周波数

    • FFT 長[サンプル]
      伝達関数を離散周波数表現する際のビン数

    • TSP長[サンプル]
      録音したTSP 信号1個分の長さ. あるいはインパルス応答長を指定する.

    • 正規化手法
      正規化する軸を以下から選択できる.

      • 正規化なし

      • マイクチャネル軸の正規化

      • 音源軸の正規化

      • 周波数軸の正規化

  3. 画面下部の「Create」ボタンを押下すると,分離用伝達関数ファイルが作成され
     そのファイルの内容が右側に表示される.

  4. グラフ表示による確認
    出力画面に「Plot」と表示されているものに関しては,グラフ表示可能である.
    「Plot」表示をダブルクリックするとグラフ表示されるので,結果が正しいかを確認する.
    (図7.16参照)

  5. 「Mic Position」のグラフ表示
    「Mic Position」横の「Plot」表示をダブルクリックする.

    \includegraphics[width=95mm ]{fig/tools/harktool/ja/sep-3-ja.eps}

    Figure 7.16: Mic Positionのグラフ表示結果


  6. 「Source Location」のグラフ表示
    「Source Location」横の「Plot」表示をダブルクリックする.

    \includegraphics[width=95mm ]{fig/tools/harktool/ja/sep-4-ja.eps}

    Figure 7.17: Source Locationのグラフ表示結果


  7. 「Transfer Function」のグラフ表示
       「Transfer Function」の横の「Plot」をダブルクリックをすると,図7.18のグラフ表示用設定画面が表示される.
      下記の「設定項目概要」を参考に値を設定,右下の「Plot」ボタンをクリックすると,グラフが表示される
      (例:図7.20参照)

    \includegraphics[width=120mm ]{fig/tools/harktool/ja/sep-5-ja}

    Figure 7.18: Transfer Function設定画面 (Display Target タブ)

    \includegraphics[width=120mm ]{fig/tools/harktool/ja/sep-6-ja}

    Figure 7.19: Transfer Function設定画面 (Display Type タブ)

    設定項目概要

    ■ Display Targetタブ

    • 表示対象
      グラフの種別で,下記から選択する.

      • 伝達関数

      • 伝達関数の逆フーリエ変換

    • X軸ラベル
      X軸のラベルを下記から選択する.

      • 周波数 (表示対象が「伝達関数」の場合)

      • 時間 (表示対象が「伝達関数の逆フーリエ変換」の場合)

      • 音源番号

      • マイク番号

      MinとMaxにX軸に表示する間隔を設定することが可能である.
      全表示する場合は,記入不要である.
      Min : X軸に表示する最小値
      Max : X軸に表示する最大値

    • Y軸ラベル
      Y軸のラベルを下記から選択する.

      • 周波数 (表示対象が「伝達関数」の場合)

      • 時間 (表示対象が「伝達関数の逆フーリエ変換」の場合)

      • 音源番号

      • マイク番号

      MinとMaxにY軸に表示する間隔を設定することが可能である.
      全表示する場合は,記入不要である.
      Min : Y軸に表示する最小値
      Max : Y軸に表示する最大値

    • Z軸ラベル
      Z軸のラベルを下記から選択する.

      • Amplitude

      • dB

      • Phase

      MinとMaxにZ軸に表示する間隔を設定することが可能である.
      全表示する場合は,記入不要である.
      Min : Z軸に表示する最小値
      Max : Z軸に表示する最大値


    ■ Display Typeタブ

    • Mic(or SRC or FREQ) index for display
      表示するマイク(or ソース or 周波数)番号を選択する

    • プロットパラメータ
      表示するグラフのスタイルを選択する
      以下についてそれぞれ選択できる.

      • プロットスタイル (undefined, dots, points, lines, lines_points)

      • 表面 (undefined, line, mesh)

      • カラーマップ (undefined, pm3d, pm3d map, pm3d at b)

    \includegraphics[width=100mm ]{fig/tools/harktool/ja/sep-7-ja.eps}

    Figure 7.20: Transfer Functionグラフ表示
  8. 作成したファイルの保存は画面下部の「Save」ボタンから行う.