音源定位のための相関行列をファイルに保存する.
無し.
どんなときに使うのか
CMMakerFromFFT や CMMakerFromFFTwithFlag 等から作成した音源定位用の相関行列を保存する時に使用する.
典型的な接続例
INPUTCM 入力端子へは,CMMakerFromFFT や CMMakerFromFFTwithFlag 等から計算される相関行列を接続する.
Version 2.0以前
型は Matrix<complex<float> > 型だが,相関行列を扱うため,三次元複素配列を二次元複素行列に変換して出力している. FILENAMER と FILENAMEI は string 型の入力で,それぞれ相関行列の実数部と虚数部の保存ファイル名を表す.
Version 2.1以降
zip形式で保存される.FILENAMER のみが使用され,FILENAMEI は無視される.
OPERATION_FLAG は int 型,または bool 型の入力で,相関行列を保存するタイミングを指定する (図 6.15では,一例として Equal ノードを接続しているが, int 型や bool 型を出力できるノードであれば何でも構わない).
パラメータ名 |
型 |
デフォルト値 |
単位 |
説明 |
ENABLE_DEBUG |
false |
デバッグ情報出力のON/OFF |
入力
: Matrix<complex<float> > 型. 各周波数ビン毎の相関行列.$M$次の複素正方行列である相関行列が $NFFT / 2 + 1$ 個入力される. Matrix<complex<float> > の行は周波数($NFFT / 2 + 1$ 行)を,列は複素相関行列($M * M$ 列)を表す.
: string 型.保存する相関行列の実部のファイル名.
: string 型.保存する相関行列の虚部のファイル名.
出力
: Matrix<complex<float> > 型.INPUTCMに同じ.
パラメータ
: bool 型.false がデフォルト値.trueの場合は相関行列が保存される時に,標準出力に保存した時のフレーム番号が出力される.
Version 2.0以前
周波数ビン毎の$M$次の複素正方行列である相関行列を Matrix<float> 形式に直し,指定したファイル名で保存する. 保存ファイルは相関行列の実部と虚部に分割される. 周波数ビン数を$k$とする($k = NFFT / 2 + 1$)と,保存ファイルはそれぞれ$k$行$M^2$列の行列が格納される.
Version 2.1以降
周波数ビン毎の$M$次の複素正方行列である相関行列をzip形式で保存する.
保存は OPERATION_FLAG が 1 もしくは真の時に限り行われる.