入力信号のゲインを調節する.
無し.
どんなときに使うのか
主に入力信号をクリップしないよう,もしくは,増幅する場合に使用する. 例えば,入力に 24 [bit] で量子化された音声波形データを用いる場合, 16 [bit] を仮定して構築したシステムを用いる場合には,このノードを 利用して,8 [bit] 分,ゲインを落とすなどといった用途に用いる.
典型的な接続例
AudioStreamFromMic や AudioStreamFromWave の直後に直接配置する か,ChannelSelector を間に挟んで配置することが多い.
パラメータ名 |
型 |
デフォルト値 |
単位 |
説明 |
GAIN |
1.0 |
ゲイン値 |
入力
: Matrix<float> 型.マルチチャネル音声波形データ(時間領域波形).
出力
: Matrix<float> 型.ゲイン調節されたマルチチャネル音声波形データ(時間領域波形).
パラメータ
: float 型.ゲインパラメータ.1.0 で,入力をそのまま出力することに相当する.
入力の各チャネルが GAIN パラメータで指定した値を乗じた 値となって出力される.使用時は時間領域波形の入力を仮定している ことに注意.
例えば,40 dB ゲインを落としたい場合には,下記のような計算を行い, 0.01 を指定すればよい.
$\displaystyle 20 \log x $ | $\displaystyle = $ | $\displaystyle -40 $ | (149) | ||
$\displaystyle x $ | $\displaystyle = $ | $\displaystyle 0.01 $ | (150) |