単位行列が格納された相関行列を出力する.
無し.
どんなときに使うのか
LocalizeMUSIC ノードの NOISECM 入力端子に接続することで, LocalizeMUSIC ノードが持つ雑音抑圧機能を OFF にすることができる.
典型的な接続例
図 6.21に CMIdentityMatrix ノードの使用例を示す.
本ノードは全ての周波数ビンに対して単位行列を持つ 相関行列データをノード内で生成するため,入力端子は存在しない. 出力端子から生成された相関行列が出力される.
入力
無し.
出力
: Matrix<complex<float> > 型. 各周波数ビン毎の相関行列.$M$次の単位行列である相関行列が $NFFT / 2 + 1$ 個出力される. Matrix<complex<float> > の行は周波数($NFFT / 2 + 1$ 行)を,列は複素相関行列($M * M$ 列)を表す.
パラメータ
: int 型.入力信号のチャネル数.相関行列の次数と等価. 前段で使用していた相関行列の次元を合わせる必要がある.8 がデフォルト値.
: int 型.512 がデフォルト値.フーリエ変換の際のFFT点数.前段までのFFT点数と合わせる必要がある.
周波数ビン毎の$M$次の複素正方行列である相関行列に対して,単位行列を格納し Matrix<complex<float> > 形式に直して出力する.