ファンノイズなどの定常ノイズのせいで音源分離がうまくいかない

Problem

ロボットのファンノイズなどの固定ノイズの影響を考慮して, 音源分離を行ないたい場合に対応する. ロボットのノイズ源座標を記したファイルが必要.

Solution

以下の2ステップ必要である.

1. ノイズ位置ファイルの作成:

基本的には, マイクロホン座標の指定方法 (マイクロホン位置の指定方法)と 同様に記述すればよい. 詳しくは, hark-document の「8.6 マイクロホン位置・ノイズ源」を参考にされたい.

2. GHDSS でのノイズファイルの指定:

まず, GHDSS のプロパティーウィンドウを開く. FIXED_NOISE パラメータを falseから trueに変更する. すると, FIXED_NOISE_FILENAME というパラメータが出現するので, そこに作成してあるノイズ源座標ファイル名を記入する. これで, 既知のノイズに反応することなく分離を行なうことができる.

成功したかどうかは, SaveRawPCM などの結果出力モジュールを接続し, 分離音を調べると良い. ノイズ源に関する分離音は出力されなくなっているはずである.

Discussion

なし.

See Also

GHDSS , マイクロホン位置の指定方法