Problem
シミュレーションで実験するために, ロボット動作ノイズやファンノイズを加えたい.
Solution
音源定位・音源分離などを実際のシステムに適用するときは, そのシステムの周囲や、システム自体、録音機器などから加法性ノイズが入る。 例えばロボットなら、ロボットの周囲の騒音、ロボットのファンノイズなどであ る。 そこで、あらかじめそれらのノイズを実際に使うマイクロホンで録音しておくこ とで、より実際の使用に近いシミュレーションができる。
8ch のデータを合成したい で生成したインパルス応答畳み込み音声に、 あらかじめ録音したノイズを加算することで、加法性ノイズを シミュレートできる。
Matlab 擬似コードを以下に示す.
convolved=wavread('signal.wav'); noise=wavread('noise.wav'); data=convolved+noise;
data がノイズを加えたシミュレーション音声データである.
Discussion
ここでいうノイズとは、ノイズの無い音声波形に加算さ れるノイズ (加法性ノイズ)のことである。 例えば、ロボットのファンノイズは加法性ノイズのひとつである。
See Also
もう一つの種類のノイズである乗法性ノイズを加えたいときは、次のレシピを参 照: 8ch のデータを合成したい