ノードのプロパティで用いられるデータ型である. subnet の複数のノードに同じパラメータをプロパティとして 設定する際に,subnet_param を指定して,共通のラベルを記述すれば, MAIN(subnet) 上で,このラベルの値を書き換えることによって,該当の箇所すべての値を 修正することができる.
例えば,Iterator ネットワークを作成して(名前をLOOP0とする)その上に LocalizeMUSIC , GHDSS といった サンプリング周波数を指定する必要のあるノードを配置した際に, これらのプロパティである SAMPLING_RATE の型を subnet_param とし, “SAMPLINGRATE” というラベルを指定しておけば, MAIN(subnet) 上に仮想ネットワーク LOOP0を配置すると,そのプロパティに SAMPLINGRATE が現れる.このプロパティを int 型にして 16000 を記入しておけば, LocalizeMUSIC , GHDSS の SAMPLING_RATE は常に同一であることが保証できる.
また,別の使い方として, MAIN(subnet) 上のノードのプロパティを subnet_param 型し,名前を ARGx (xは引数の番号)にすると, そのパラメータをバッチ実行の際に引数として指定することができるようになる(例えば,名前を ARG1 として,subnet_param を指定すると,バッチ実行の際の第一引数として利用できる). 引数として指定できるかどうかは,FlowDesigner のプロパティをクリックすることによって 確認できる.このプロパティのダイアログに値を記述しておくと,バッチ実行の際に デフォルト値として指定した値が用いられる.