4.2 マイクロホン配置はどうしたらよい?

Problem

自分のロボットに,マイクロホンを塔載する時に読む.

Solution

配置の前提条件は個々のマイクロホン間の相対的な位置が変化しないことである. 定位・分離精度に配慮した配置が必要で,適切な配置は,処理対象となる音源の 方向に依存する. 特定方向の音源を仮定できる場合には,そちらに密に配置する. 特定方向の法線ベクトルに垂直に広く分散配置するのが良い. 全方位の音源を扱う場合には,円状に配置する. 音源分離には,マイクロホン間隔が広い方が有利である. 可能な限り広い間隔で配置する.

少なくとも音源定位できない配置では,音源分離が 困難であるため,音源定位ができるかどうかをチェックし, 配置を決める.

定位精度が出ない場合は,マイクロホン位置の周囲に音の反射が 不連続になる形状になっていないかチェックし,そのような 場所を避けて配置すると良い.

Discussion

マイクロホン間の相対的な位置が変化するとチャネル間の相関が変化する. HARK では,マイクロホン間の相対位置が固定であることが前提である.