マイクロホン位置情報ファイルは, マイクロホン位置を記述している.テキストファイルである.
マイクロホン位置情報ファイルは, LocalizeMUSICモジュールとGHDSS モジュールに使用する伝達関数ファイルの生成に必要である.
下記にHARKTOOL のテンプレート作成機能を用いて作成する方法を示す.
作成手順
作業画面の「Mic array」ボタンをクリックする.
左側の設定入力画面に設定値を入力する.
設定項目概要
球面座標 円柱座標
使用する座標系を球面座標または円柱座標を指定する. 球面座標を選択した場合は,仰角が入力可能になり, 円柱座標を選択した場合は,高さが入力可能になります.
距離[m]
マイクロホンアレイの中心とマイクロホンとの水平方向距離.
仰角[度]
マイクロホンアレイの中心からみたマイクロホン方向の仰角. 開始,終了,間隔を入力します.
高さ[m]
マイクロホンからみたマイクロホン方向の高さ. 開始,終了,間隔を入力します.
方向角[度]
左が終了角度, 右は開始角度.
開始角度から反時計周りに,次項目で設定する間隔[度]ごとにテンプレートへ追加される.
チャンネルリスト
使用するチャンネル番号.使用するチャンネルを選択する場合は,チェックを入れ,
チャンネル番号をカンマ区切りで入力する. 全チャンネルを使用する場合は,チェックする必要はない. 対応するインパルス応答リストファイルあるいはTSP応答リストファイルのチャンネル設定と同じ値を設定する必要がある.
画面下部の「Create」ボタンを押下するとマイクロホン位置情報ファイルが作成され, そのファイルの内容が右側に表示される.
右下の「Plot」ボタンを押下すると,入力パラメータに基づいたグラフが表示される.
作成したファイルの保存は画面下部の「Save」ボタンから行う.