Record ディレクトリにある demoALSA_2ch.n を実行する. 録音が正常に終了すると,一つのファイルに 2ch の音声を録音した rec_all_0.wav というファイルと,各チャンネル毎に一つのファイルに した rec_each_0.wav, rec_each_1.wav というファイルを生成する.
うまく録音できないときは,次のチェックをする.
HARK 以外の録音ソフトで音の再生や録音は可能か確認する.再生や録音 ができない場合は,OS やドライバの設定,オーディオインターフェース が正しく接続/設定されていない可能性がある.そちらを確認する.これ には,例えば audacity やデバイスに付属するサンプルを用いる.
マイクロホンは接続されいるか.プラグが抜けていたり,緩んでいないか 確認し,しっかり接続する.
PC のマイク端子がプラグインパワーに対応しているか確認する. プラグインパワーに対応していない時は,マイクロホンに電源を供給する 必要がある.マイ クロホンに電池を入れるタイプでは電池を入れ,スイッチを入れる.電池 ボックスを接続するタイプでは電池ボックスを接続しスイッチを入れる.
2 つ以上のオーディオインターフェースを接続している場合は,2 台目以 降のオーディオインターフェースを外してから,録音する.接続オーディ オインターフェースを1 台にしても録音できない場合には,demo.n のプ ロパティを変更する.AudioStreamFromMic モジュールの DEVICE プロパ ティを plughw:0,0 plughw:0,1 plughw:1,0 などの設定を試す.
AudioStreamFromMic のパラメータを表 14.4 に示す. このモジュールで,録音デバイスを指定する.このデモでは,録音チャネル数を 2 ch にし, DEVICETYPE に ALSA,DEVICE は plughw:0,0 を指定した.
パラメータ名 |
型 |
設定値 |
単位 |
説明 |
LENGTH |
subnet_param |
LENGTH |
[pt] |
FFT 長 |
ADVANCE |
subnet_param |
ADVANCE |
[pt] |
シフト長 |
CHANNEL_COUNT |
int |
2 |
[ch] |
録音チャネル数 |
SAMPLING_RATE |
subnet_param |
16000 |
[Hz] |
サンプリング周波数 |
DEVICETYPE |
string |
ALSA |
デバイスタイプ |
|
DEVICE |
string |
plughw:0,0 |
デバイス名 |